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 後脛骨筋の障害はシンスプリント外脛骨障害などが代表的ですが、実はもう一か所障害を起こしやすい部位があります。

頻度的にはそれほど多くはないですが、この部位での痛みはシンスプリントや外脛骨障害への危険信号になりえます。

 

今回は外脛骨障害の説明は省かせて頂きます。

シンスプリントや外脛骨障害については下記のリンクより閲覧ください。

また後脛骨筋腱が内くるぶしの下に痛みが出た場合は外脛骨障害を参考にして下さい。

シンスプリントの治療とリハビリ

外脛骨障害のリハビリとテーピング

 

 

【後脛骨筋炎とは】

後脛骨筋炎は外脛骨障害でも一部紹介していますが、外脛骨付着部の炎症以外にもう一つ、骨と擦れやすい部位があります。

それが内果後面です。

 

後脛骨筋腱炎

後脛骨筋腱の摩擦部位

本来は骨と擦れやすい部位には滑液包があったり、腱鞘に包まれたりと炎症を起こしにくくなっていますが、やはり度を過ぎると炎症が起こってしまうわけですね。

症状が出ているのにも関わらずに無視をし、対策を取らないと発赤や熱感などの炎症症状も起こりえるので注意したいですね。

 

 

【後脛骨筋腱炎の症状】

 

内果後方の荷重痛、圧痛がメインとなります。

小指側で体重をかけると痛みが減る傾向にあります。

 

 

【後脛骨筋腱炎の原因】

足部回内足でのスポーツや長期間の生活。

足部が回内していると実質的に後脛骨筋が伸張位となりやすくなります。

そうしますと内果に沿うように走行している後脛骨筋はこの部位で摩擦により炎症をおこしやすくなるわけですね。

 

足部の回内:立った状態で親指に荷重が乗り、土踏まずがなくなる状態

足部の回外:立った状態で小指側に荷重が乗った状態

 

 

【後脛骨筋腱炎の診断】

立位で足部回内足内果後面に圧痛足部回外位で荷重を行い痛みが消失または減弱した場合、後脛骨筋炎が疑われます。

腱の問題ですので、レントゲンには映りません。また重症化することはそれほどないので、通常はMRIなども行われないと思います。

 

 

【後脛骨筋腱炎の治療とリハビリ】

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炎症が強い場合は炎症対策としてRICEを行います。

リハビリは出来るだけ炎症期を過ぎてから行いましょう。

リハビリのメニューとしては原因である回内足防止・内側縦アーチの維持のため、後脛骨筋の短収縮と小趾での荷重エクササイズを行います。

 

後脛骨筋の短収縮

後脛骨筋の短収縮については外脛骨障害の治療に画像を用いて説明してありますので参考にして下さい。

外脛骨障害のリハビリとテーピング

 

小趾荷重のエクササイズ

小趾荷重のエクササイズは回外足での荷重を意識して立ちます。

その後足趾の3~5趾の屈曲運動(ゆびを曲げる動き)を行います。

母趾の屈曲は簡単にできますが、他の指の屈曲はできない方も多いのでないでしょうか。

いきなりは無理でも少しずつ行うとできるようになりますので、チャレンジしてみて下さい。

最初は母趾を動かさないように手で持って固定し、足趾全体を曲げる事でその他の足趾を曲げる意識がもてます。

過剰にやり過ぎると足底腱膜炎になってしまう事もあるので注意して下さいね。

もっと詳しい小趾荷重エクササイズはこちら

「偏平足と足部のスポーツ障害の改善に必要な小趾荷重エクササイズ」

また、足部の回外を邪魔する原因として腓骨筋群の伸張不足がありますので、腓骨筋群のリリースを行いましょう。

 

股関節のエクササイズ

股関節が崩れますとアーチが低下し、回内足となってしまいますので、下記のページのエクササイズを行う事で改善しましょう。

具体的にはkneein(内股)を防止する必要があります。

下記の3つも大事になります。

「ステップテストとステップエクササイズ」

「股関節外転筋の筋トレ方法」

「膝・股関節のスポーツ障害やケガを予防する”股関節外旋エクササイズ”」

 

 

【後脛骨筋のテーピング】

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後脛骨筋に沿って伸縮性のあるキネシオ等のテープを行います。

脛骨後面上部~内果後面~舟状骨

後脛骨筋のテーピング

①後脛骨筋のテーピング

テーピング選びに迷ったら下記のリンクよりテーピングの説明ページに移動できますので、参考にしてみて下さい。

 テーピングの種類とおすすめのテーピング

また選手目線のテーピングの比較記事も作成しました。こちらもおすすめです

 キネシオテーピングの比較・ランキング

 

【さいごに】

後脛骨筋の障害としては他と比べ稀な障害ですが、仮に痛みが出たとしても一度目を知識をいれる事でその後の対応を早く出来ます。

また足部の過回内というのは様々な障害を引き起こすことが、この記事やリンクからわかって頂けたかと思います。

スポーツをする上でニュートラルポジションを意識してトレーニングする事は、それだけで障害の予防となります。

みなさんもトレーニングの際は特に気を付けて行いましょう。

以上で「後脛骨筋炎」の説明を終わりにします。

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