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3~8歳の子供が足が痛いと言ったら注意。無腐性壊死の第一ケーラー病とは

 

お子さんが痛みが出にくいはずの年齢で、痛みが出にくい場所を痛いと言ってくると心配になりますよね。

今回は本来痛みが出にくい小学校入学前後で、足に痛みを訴える第1ケーラー病について説明していきたいと思います。

幼稚園、保育園のお子さんが激しい運動をしていないのにも関わらず、足の痛みを訴えたらこの疾患かもしれません。

スポーツ障害とは少し違いますが知識として入れておくと、いざという時焦らなくていいでしょう。

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第1ケーラー病とは?

第1ケーラー病とは3~8歳、つまり幼稚園や保育園などの小学校入学前から小学生低学年に多いとされている、足の舟状骨の一時的な無腐性壊死です。

足の舟状骨とは足の甲の上と横にある足で大切な骨になります。

舟状骨の目安

舟状骨の目安

↑第1ケーラーは足の内側、舟状骨の壊死のこと

舟状骨のスポーツ障害や問題は外脛骨障害が有名ですね。これはもう少し年齢が高くなってから起こりますが、心配であれば一度チェックして下さい。

無腐性壊死とは何らかの原因で血流が滞り、その先の部分が壊死してしまう状態を指します。

似た名前に第2ケーラー病があります。

 

 

第1ケーラー病の原因

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はっきりとした原因はよくわかっていません。

血流が遮られて発生する以上、血管がどこかで圧迫などを受けるのでしょう。

 

 

第1ケーラー病の症状

初期では舟状骨部の圧痛運動時痛があります。

他には軽い腫れや、かばった歩き方をする事があります。

低年齢の子供は痛みに対して正直なので、素直に親に相談してくるでしょう。

 

 

第1ケーラー病の検査と治療、予後について

第1ケーラー病の検査はレントゲン検査が有用です。

レントゲン検査で舟状骨が潰されたような形をとるのでわかり易いです。

その為低学年の子供が足が痛いと言ったら、整骨院よりも整形外科の方が通院に向いていると言えます。

レントゲン

↑第一ケーラー病はレントゲン検査でOK

治療に関しては保存療法が原則です。つまり手術は必要ないということです。

中にはアーチを持ち上げるための足底板を処方する事がありますが、治療自体必要ないという意見もあります。2年程で自然治癒します。

予後としては良好と言えます。

 

 

おわりに

第1ケーラー病は小さい子供が本来出にくいはずの痛みが出るため心配になりますが、基本的に予後良好との事で安心できますね。

スポーツ障害と言えませんが、知っていると慌てずに対応できます。

参考になれば幸いです。

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