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やり投げでの肘の痛み。やり投げ肘の説明とリハビリと方法

 

やり投げ肘は比較的野球肘と同様の原因となりますが、大きく異なるのはその大きさと重さです。

野球のボールと違い肘が後ろに持っていかれる負担が大きいため、しっかり全身を使ったフォームが必要となります。

心当たりがある方はやり投げ肘の原因や治療、リハビリ方法についてまとめてチェックして下さい。

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やり投げ肘とは

やり投げ肘とはやり投げ選手にみられる肘の痛みなどの症状がでるスポーツ障害です。

いわゆる野球肘と同じケガと言え、やり投げ動作で肘の負担が増え痛みとなります。

進行タイプもあるので早期の発見・対応が必要となります。

主に肘の内側に発症します。

 

やり投げ肘の原因

やり投げのスローイング時に肘が下がったり、手先だけで投げてしまう状況などの不適切なフォームで肘に外反ストレスが加わり、肘の内側を痛めてしまします。

基本的に数回ので痛みが出るものではなく、繰り返しによって痛みが出ます。

その他の影響として他に痛めている部分をかばって痛みが出る事も多いと言えます。

やり投げでの腰痛。やり投げ腰の説明とリハビリ方法

など

肘の外反とは・・・?

外反肘

外反肘

肘の外反とは肘から先が外側へ向かっている状態です。この時上腕軸と前腕軸を計測する事でわかります。12°以上が外反肘と呼ばれます。

女性など身体が元々柔らかい人は肘の外反角度が強い事がありますが、あまりいいものではありません。

遅発性尺骨神経麻痺などを将来的に起こす可能性があったり、肘の内側の筋肉に過度な負担が掛かることも多いのです。

 

 

やり投げ肘の症状

初期は違和感や軽い痛みからはじまり、次第に投げる時にはっきりとした痛みとなります。

進行例では日常生活でも肘から先が外側にもっていかれるだけで痛みが出る事もあります。

肘外反ストレステスト陽性となります。

外反ストレステストとは・・・

肘外反動作

 

外反ストレステストとは肘の外側に支点をつくり、前腕部を外側へもっていく動作になります。

肘を曲げた状態でテストをして痛みがある場合、内側側副靭帯の前部線維または後部線維、肘を伸ばした状態だと前部線維の損傷が疑われます。

 

 

やり投げ肘の治療

痛みの強い場合は患部を安静にし、無理に痛みが出る動作を避けます。

そこまで痛みが強くない場合や痛みがおさまってきたら、軽い重量でのフォーム改善などのリハビリを行いましょう。

ズキンズキンと何もしないで痛みが出る場合はアイシングをして下さい。

その後治療施設などで電気治療やリハビリを行います。

 

 

やり投げ肘のリハビリ

肘周囲の筋肉のストレッチをして負担のかかっている筋肉を整えます。肘だけでなく手首や肩をストレッチし可動域にも問題がないか確認し、左右を比べて問題がある場合はその角度を重点的にストレッチを行います。

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やり投げのフォームの目安として逆Cが正しく取れているか確認します。

体幹がしならずに手投げとなっている場合は、改善するために股関節・体幹・上半身のストレッチが必要となります。それぞれのページが参考になるので、チェックしていただければと思います。

胸椎の可動性・大胸筋ストレッチ

大腿四頭筋や腸腰筋のストレッチ

骨盤の可動性

など。痛みが出るのは肘周辺ですが、必ずトータルで見直すべきです。助走をつけて身体を反らせて投げるので全身運動なわけですね。

やり投げ肘のテーピングは?

やり投げ肘のテーピングは野球肘のテーピングと同様でいいでしょう。

あまり強いテーピングは肘の外反を過度に押さえてしまう為、他のスポーツ障害を引き起こしてしまうリスクとなるので注意が必要です。

やり投げ肘のテーピングは野球肘の内側タイプを参考にすればOK

 

 

おわりに管理人から

やり投げ肘はやりの重さから負担も大きくなり、身体がトータルで使えないと痛みが出やすいと言えます。

痛みが出たら無理をしないで早急に治療・リハビリする事が悪化を防ぐポイントです。

復帰時はいきなりフルで行わず、軽めの負荷から行いましょう。個人的には石や野球のボールなどから始めるのがいいのではと思います。

また一時的に痛みが治まっても再発する事もありますので、しっかりリハビリを行い根本的な改善をしましょう。

以上でやり投げで肘の痛み、やり投げ記事の解説を終わりになります。

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