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歩くと踵が痛い。踵骨下脂肪体損傷の説明と治療について

踵骨脂肪体に関わらず、脂肪体の損傷は強い痛みが出るものです。

ここでは特に損傷する可能性が高い踵骨脂肪体損傷について書いていきます。

 

 

踵骨脂肪体損傷とは

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踵骨の底(足の踵の裏)には非常に厚い脂肪体があり、歩行時や着地時に一番体重がかかる踵の衝撃を和らげてくれます。

その脂肪体が下記の原因により損傷することで炎症により痛みが出てしまいます。

踵骨下脂肪体

踵骨下脂肪体

 

踵骨下脂肪体損傷の原因

踵骨脂肪体損傷は踵からの急激な着地が多い原因です。

他のケガやスポーツ障害をかばい、常に同じ場所に負担がかかることによるものにも多く、剣道など同じところで接地する機会が多い競技では要注意です。

 

 

踵骨下脂肪体損傷の症状

患部の圧痛や歩行痛がメインとなり、損傷の程度にとっては歩行痛が強く歩行困難となります。

症状によりジンジンする痛みがでる事もあります。

 

 

脂肪体損傷の診断

受傷原因の確認と症状からで判断できます。

確定診断にはMRIなどが必要ですが、そこまでしなくでもよいでしょう。

若い子の場合はセーバー病との見分ける必要がありますが、きちんと受傷原因を聞くことでわかります。

子どもの踵の痛み、セーバー病とは。治療やリハビリ方法

 

 

踵骨下脂肪体損傷の治療とリハビリ

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炎症の除去が治療のメインとなりますので、治療機関は整形外科や整骨院で問題ありません。

RICEや電気治療、超音波を行います。シップも使用するといいですね。

患部を出来るだけ着かない事を指導し、クッション性の高いシューズの使用をすすめます。

クッション性の高い素材を使い、固定やテーピングで補助する事もあります。

個人的に治癒に必要な要素は

踵を着かない>クッション性の高い素材の使用>テーピングで補助

の順で踵骨下脂肪体損傷では大切になると考えています。

テーピングは経験上そこまで効果が高くないように思えますが、リクエストがありましたら掲載します。

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他の障害などをかばって損傷した場合は、原因の障害の治癒を目指します。

これが治らない事には何度でも痛みが再発してしまうからです。

踵は日常生活で負担が掛かりやすい為、長期化する事も少なくありませんので治療は出来るだけ集中して完全に問題なくなるまで行う事をすすめます。

 

 

さいごに

踵骨の脂肪組織損傷は踵の接地を嫌うことにより、つま先立ちでの歩行する事が非常に多くなります。

そうしますと下腿三頭筋の過活動や母趾球の過荷重となり、アキレス腱炎母趾種子骨炎が誘発されることも少なくありません。

二次的な障害を防ぐために治療はしっかりと行い、荷重は必要以上に行わないようにしましょう。

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以上で「踵骨脂肪体損傷」の説明を終わりにします。

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