近年高校でも外部コーチを雇い部活の指導、とりわけ筋トレをメインに指導を頂くスタイルが多く見受けられます。
でもそれって本当に必要な事でしょうか?
多くの学生の身体を触り、治療してきた目線で語っていきたいと思います。
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学生の筋トレでの怪我は少なくない
外部コーチが来てトレーニングフォームを確認させ、適切な指導をしてもそれが継続されているかは別の話です。
重量を上げる時にフォームが崩れてしまう事もあり、いつの間にか無理なフォームになっている事もあるでしょう。結果そのまま続けると筋トレによる怪我に繋がるわけです。
デッドリフトやスクワットでの腰痛などは典型例でしょう。
また 重い負荷でできる=いい と勘違いしてしまう事も危険です。
重さを意識するあまり、個人にあったトレーニングが見失われてしまう可能性があるためです。
競技特性にあっているか考えるべき
筋トレには有名なビッグ3と呼ばれるトレーニングがありますが、大切なのことは筋トレでついた筋肉をパフォーマンスや競技に繋げるということです。
筋トレで瞬発力が上がっても競技に変換しないと意味がありませんからね。
ベンチプレスで持ち上げる重量が増えてもそのまま飛距離に直結するか。当たり負けしないか。と言えばそうではありせん。
プラスして体をうまく使えるようにする事で硬化が高まると言えます。
練習・トレーニングで本当に大切なこと
たしかにプロの選手は筋肉も豊富で能力も高いです。
しかしそれは筋トレを頑張っているからでなく、あくまで「筋トレもトレーニングの一部」として頑張っているからです。
普段のトレーニングや練習は試合で結果を出すために行いますが、筋トレはその手段の1つでしかありません。
やはり基本となる大切な事は「試合で結果を出せるか」です。
そしてその中でも私が注目しているのは「体を動かせるかどうか」
これです。
身体を動かす難しさ
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治療を必要とする人(主にスポーツ障害、怪我のリハビリ不足による痛みの再発)できちんと身体を動かせる人は少ないです。
筋肉量が足らないで怪我をするというのは実は少ないのです。もちろんコンタクトスポーツやそれなりのレベルでは要求されますが。
多くは
力が抜けない
決まった動きしか出来ない
バランス能力が低い
(そもそも体をケアをしていない)
など、比較的基本的な問題で体を壊す人が多いのが現状です。
外で遊ぶ習慣などの問題もありますが、今回のテーマから言うと「筋トレコーチはいても体を動かすコーチは少ない」となります。
これからの外部コーチ
これからは筋トレコーチよりも体の動かし方コーチをはじめとするトータルでのコーチングがメインになると思います。
そして体の動かし方を知っている人は必要なトレーニング方法も知っていますからね。
筋トレは後からいくらでも身につける事ができますが、身体の動かし方と言う点ではそうはいきません。
自分の癖が出来れば出来るほど、いい動きが苦手になります。それは筋肉(筋膜)の付き方だったりします。
結局はそこに戻る事になるんですよね。
管理人のまとめ
試合などで活躍したいなら筋トレよりも体の動かし方を習得すべき。
それは多くの学生や選手が経験するけがの予防にもなる。
よってこれからは筋トレ外部コーチよりも動き習得外部コーチが重宝される。
おわりに
以上で管理人の考えは終わりにします。
これは現実として起こってくるでしょう。筋トレだけ教えて終わる時代は終わります。
2年前にハードな筋トレからバイバイしたジャイアンツの澤村投手はだいぶシャープになって動きやすそうな体をしてますね。
2年前の日刊スポーツの澤村投手の記事はこちら
繰り返しになりますが、大切な事は身体を動かせるようにすることです。
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