スポーツをハードに行っている選手に多い踵の痛みに踵骨の疲労骨折があります。
踵骨の疲労骨折は他の疲労骨折と同様、初期だとあまり状態が把握しにくく、進行しやすい傾向にあります。
初期に多い症状のポイントも掲載してありますので、ご覧ください。
疲労骨折って?って方はこちらをどうぞ
踵骨疲労骨折の部分
踵骨、つまり踵の骨になります。
踵はイメージ通り体重がとてもかかりやすい部分になります。
ジャンプの着地やランニング時にもうまく身体が使えないと負担がかかるところですね。
踵骨疲労骨折の症状
初期は荷重時の違和感から始まり徐々に痛みが強くなります。
進行していくと荷重痛から荷重をしなくても、踵を両サイドから圧迫する事で痛みを感じるようになります
踵骨疲労骨折の原因
繰り返し行うハードな練習はもちろんですが、
練習時の環境も大きく影響します。
- クッション性に乏しくなったシューズ
- 硬い地面
- また今まで行っていなかった運動を急に行う事でも生じます。
- 体重の影響もあります。
- ジャンプでの踵からの着地
上記の条件が重なることで、踵の疲労骨折は起こりやすくなります。
踵骨疲労骨折の多いスポーツ
着地時のストレスが大きいため、ジャンプ競技に多いです
またランニング競技にも多いのが特徴です。
踵骨疲労骨折の治療
症状が強い場合は安静が必要です。
リハビリも含めて症状によりますが2~8週間ほどで復帰できるでしょう。
踵の疲労骨折のリハビリと今後の改善策
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純粋に痛みがある部分の負担を減らす必要があります。その為に
- クッション性に富んだシューズの選択
- 減量
- 練習量の見直し
- ジャンプの着地の改善
など、具体的には踵からの着地の機会を少なくする事を目指します。
片側だけの場合で痛みが強い場合、痛みが出ない方をきちんと使える事によりある程度早い段階で復帰が望めます。
両足でもそうですが、足関節・股関節をきちんと稼働できるようにし、着地時などの骨にかかる負担を分散させるリハビリが必要になるでしょう
踵骨疲労骨折の判断ポイント
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これは進行していくとわかる事ですが、踵を両側から押す痛みがあります。
自分でもできますので、最近踵に違和感があるという方や子供や生徒が踵の痛みを訴えた場合、両サイドから押して確認してみて下さい。
痛みを訴えたら一度検査した方がいいでしょう。
疲労骨折の注意点
明確な骨折の場合はわかりますが、他の骨折同様疲労骨折は初期では骨の検査であるレントゲンには写らない事があります。
しかしレントゲンに写らないからといって安易にハードな運動を行うと症状が悪化し、重症化する事がありますので注意が必要ですね。
骨シンチグラフィといってより詳しい画像診断で行う事で早期に発見することが可能です。
おわりに
踵骨に限らず疲労骨折は初期では判断がしにくいスポーツ障害となります。
本人も最初は症状が強くない上、部活が終わると痛みが引いていく傾向にあるのでそのままにし、徐々に痛みが強くなることで、危機感を感じます。
初期の段階で対応することができれば治ゆも早いので、やはり早期発見が必要となります。
それには保護者やトレーナー、顧問などが身体に対するアンケートや相談を行い、出来るだけ学生の身体の状態を把握する事が必要になるでしょう。
学生の皆さんはおかしいかなと思ったら、早期に相談しやすい人に相談し、保護者は理解に努めましょう。
以上で「踵骨疲労骨折の早期の判断ポイントとリハビリと改善策とは」を終わりにします。
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