股関節や足関節をしっかりモビリティ関節として働いているのかの確認方法の一つにジャンプの着地があります。
簡単にできるチェック方法ですので参考にどうぞ。
モビリティ関節って?という方はこちらを先にチェックして下さい。
なぜジャンプの着地をチェックするのか。音が大きい問題点
ジャンプの着地音のチェックは身体のショックの吸収ができているかのポイントとなります。
音が大きいとショックが吸収できていない事が多いですが、その状態が続くと特定の関節、筋肉、腱に負担がかかりスポーツ障害の原因となります。
また音が大きい場合は踵からの着地が多く、膝の前面のスポーツ障害が増えたり、一歩目の動作が遅れたりとパフォーマンスの低下につながります。
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望ましいジャンプの着地の音
基本的に音が小さい方が着地時の身体の衝撃を吸収できているということになりますので、音は少ない方が望ましいです。
しかし実際音が大きい選手でも、意識した後の着地で変化が見られればまだいいでしょう。
意識しても音に変化がないと大きな問題となります。
なぜジャンプの着地で音が鳴るか、音を消せないか
これは主に足関節と股関節の機能が低下している事が原因になります。
その上で大きく2つにわけることができます。
1つ目:今まで意識してこなかった
これは遊びの中で、高いところから着地をする習慣がない現代の子供には多いかもしれません。
通常高い所からの着地は関節を伸ばしたままだと関節に痛みがでます。ずきーんって感じです。
また、うまく衝撃を吸収できないと同じように痛みがでます。
これを経験するとあえて意識しなくても着地時ショックを身体全体で吸収しようとし、音がならなくなります。
2つ目:自分の身体が制御できていない
これはこれで問題です。
吸収しよう、足関節を股関節を上手に使おうとわかっていても使えない事があります。
吸収しようと意識しても身体の動かし方が分からず、うまく出来ないパターンです。
これは運動をする上で大きなリスクとなります。
自分の身体がどこに、どうあるかわからないという事はジャンプ競技で大きなケガのリスクを跳ね上げます。
空中で自分の身体の位置がどう向いているか、どっち足が地面に近いが無意識に判断できますでしょうか。
これは無意識にわからないのでタチが悪いといえます。
ジャンプの着地に問題がある場合の原因
着地に問題がある、つまり着地時の音を静かにできない場合は問題となります。
音が大きい着地にはモビリティ関節と関連筋がきちんと機能していない事が多いです。
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足関節の踏み込み角度(背屈)の問題
着地時に足関節の踏み込み(背屈)がスムーズにできないと踵からの着地がメインとなり、音が大きくなりがちです。
踵での着地はそのまま後方重心となりやすいため、次の動作の遅れとなります。
また膝前面のスポーツ障害につながりますので要注意です。
詳しくは専門のページを設けていますので確認ください。
股関節の屈曲動作
着地時に股関節の屈曲(曲げる)動作が出来ないと足関節と同様踵からのダイレクトの着地となりやすいです。
これも問題点として後方重心により膝前面のスポーツ障害と次の一歩目の動作の遅れよりパフォーマンスの低下となります。
ジャンプの着地の改善方法
股関節と足関節のそれぞれの機能回復、改善方法になります。
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足関節の改善方法
まずはつま先立ちをします。
(正しいつま先立ちのやり方はこちら→正しいカーフレイズのやり方)
繰り返しつま先立ちで上げ下げを行い、感覚を養います。
その後つま先立ちのままかるくジャンプを繰り返し行います。出来るだけ踵を付けないで行い、音を立てないようにしましょう。
出来るようになってきましたら着地の意識をつま先立ち→足底部へと順番に着くように意識して繰り返し行います。
股関節の改善方法
股関節の改善方法は下記の専用ページをご覧ください。
特にジャンピングスクワットが重要です。
組み合わせる
上記の二つが別々にできましたら、あとはそれを合わせて行いましょう、
二つの意識を一つにする事はとても難しいですが、繰り返し行う事で取得できる技術になります。
大事なポイントは焦って頑張ろうとせず、ゆっくりでも正確に行う事です。
練習中に痛みが出た場合、中止しましょう。
おわりに
こうした一部では普通にできる動作も外で遊ぶ習慣の減少により、出来ない子が増えているように思えます。
いかに子供のころ、特にゴールデンエイジの時に様々な動きを問い入れるかが、こうした成長した場面でも活きてくることは間違いないでしょう。
塾や習い事も大事ですが、子供の能力を伸ばすために様々な遊びを経験させることはもっと大事な事だと個人的には思います。
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「ゴールデンエイジからみる子供におすすめの遊びやトレーニング」
以上で「ジャンプの着地音で身体が使えているかチェック。大きい音はよくない」を終わりにします。
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