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下腿コンパートメント症候群

「慢性期と急性期の治療の違いは?危険なのはどっち?」

「慢性コンパートメント症候群の原因とは」

コンパートメント症候群(筋区画症候群)はスポーツでも起こりますが、程度によっては日常生活でも出現する障害になります。

と言うのも、私自身右下腿(ふくらはぎ)のコンパートメント症候群を患っています。数分歩くだけでも症状がでる厄介な障害です。

その事についても書いてありますので、最後までチェックしてみて下さい.

 

 

コンパートメント症候群とは

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コンパートメント症候群とは区画という筋肉が入っているスペースが何らかの原因(下記の原因を参照して下さい)により内圧があがり、神経・筋肉・血管を圧迫し痛みしびれが起こる障害のことを言います。

イメージとしてはタイヤに空気を入れすぎるとパンパンになり、それで痛みがでるという感じですかね。ただしこのタイヤ(区画)は伸張性がないので内圧が上がりやすいです。

 

タイヤ=区画

空気=筋肉

 

部位では上腕と下腿に多く、慢性型と急性型に分類されます。

その中でもコンパートメント症候群は下腿に多いため、ここでは下腿の説明をします。

 

下腿の区画について

下腿(ふくらはぎ)の区画は4つに分かれ、前方・側方・浅後方・深後方となります。

その中でもコンパートメント症候群は前方区画が一番多いとされています。

 

「前脛骨筋、長趾伸筋、長母趾伸筋、深腓骨神経、前脛骨動脈・静脈」

上記の組織が区画を通り、内圧があがることで様々な症状がでます。例えば神経が強く圧迫されるなら痺れが出やすいですし、筋肉が圧迫を強く受ければ貼り感が強く出ます。

 

また起こりやすい部分はふくらはぎですが、筋肉の膜で囲まれた部位で内圧が上がり症状が出ればコンパートメント症候群となります。

例)上腕部や背中など

 

 

コンパートメント症候群の症状

コンパートメント症候群の症状は慢性型と急性型で異なります。スポーツ現場で多くみるのは基本的に慢性型です。

急性型は対象によって起こりやすく、症状の進行が早いので早急な対応が必要となっています。

<慢性型>

患部が動かしにくい、患部より遠位のしびれ、痛み、筋肉の緊張感うずき

基本的に違和感からはじまり、徐々に症状が進行していきます。

<急性型>

患部より遠位のしびれ、マヒ、灼熱感、圧迫感

血管の損傷具体や部分によって進行スピードが違います。

 

コンパートメント症候群の原因

コンパートメント症候群はが起こる原因は大きく2つに分けられます。

<慢性型>

スポーツが原因のことが多いです。

長時間の運動により区画内で筋肉が過度にパンプアップし、内圧が上がることで症状が出現します。

また内圧が上がる原因として下記により足関節の可動域制限が起こることで内圧が上がってしまう事も少なくありません。

「足関節前方インピンジメント(衝突性外骨腫)」

「足関節後方インピンジメント(有痛性三角骨)」

 

<急性型>

骨折や筋肉の激しい打撲などのよって内部の出血により、区画にて出血分で内圧が上がり症状が出現します。

その場合、区画内の神経を強く長時間圧迫することで神経症状が出現し、さらに進行すると神経麻痺により力が入らなくなることもあります。

またギプスなどの固定によっても生じる事があるので、治療者は固定時に注意を払わないといけません。

 

 

コンパートメント症候群が多いスポーツ

<慢性型>

陸上長距離、水泳、サッカー、テニスなど

 

<急性型>

スキー、ラグビー、格闘技

 

急性型は基本的に接触が多いスポーツに多いと言えます。サポート体制が問われますね。

慢性型は足首の動きが多いスポーツや負担が多いスポーツで起こりやすいと言えます。水泳に関しては水泳は足首を固定したまま力を入れるので負荷が多いのでしょう。

 

コンパートメント症候群の診断

健側(症状がない方)と患側(症状がある方)を比べ、健側が異常に硬くなったり痛みが強かったりした場合、コンパートメント症候群が疑われます。

正確な診断は直接コンパートメントの部位に内圧センサーを入れ、内圧が上昇していた場合確定します。

しかし基本的には症状と状態からコンパートメント症候群と判断し対応しる事が多いでしょう。

 

 

コンパートメント症候群の治療

コンパートメント症候群のそれぞれの治療方法になります。慢性型と急性型で異なり、急性型は早急な対応が必要です。

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<慢性型>

原因となった運動を中止することで多くの場合、軽快します。

しかしただ中止するだけではその他のパフォーマンスは落ちてしまいますので、他にできる事を可能な範囲で行います。ストレッチや他の部位のエクササイズなどですね。

また原因となる動きを解明し、再度症状が出ないように正しいフォームやトレーニング内容の改善を行いますが、どうしても症状が改善しない場合は筋膜切開の手術を行うこともあります。

関節の可動域が狭いと筋肉が過度に負担が掛かる為、ストレッチなどで関節可動域をしっかり確保する必要があります。

下腿の場合は足首の動きがポイントです。

■部別■

上腕部のコンパートメント症候群の自分でする治療例

下腿部のコンパートメント症候群へのアプローチ

 

<急性>

そのまま放置してしまうと重篤な後遺症を残してしまいますので、早急に手術を行います。

症状が出ての12時間以内が手術の目安となっているようです。(筋肉は4~12時間、神経は12~24時間で障害が重症化)

ギプスなどによるものは固定具を外すことで緩和します。

 

また他動的に動かして(ストレッチなど)痛みが強い場合は、無理に動かしてはいけません。素人判断でその場でどうにかしようとするのは避け、専門的な知識を持った人に任せましょう。

 

さいごに

私の場合は右の足関節の背屈に可動域制限(骨性)としてあり、そのため前脛骨筋と下腿三頭筋がすぐにパンプアップ状態となって痛みになってしまいます^^;

つりそうな状態に近いですね。

原因は上記の足関節前方インピンジメントが原因になっています。足首のリハビリをすると調子がよくなりますが、日ごろからメンテナンスを行わないといけないので、手間がかかります・・・

筋肉の緊張感が強く出て、休憩してもすぐに元の様に痛みになってしまうので、長時間の歩行や運動は結構つらいです。

うまく付き合って生活していますが、本心ではなくなってほしいと思っています^^;

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以上で「コンパートメント症候群(筋区画症候群)」の説明を終わりにします。

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