ここでは下腿三頭筋(ふくらはぎ)とアキレス腱のテーピングを説明していきたいと思います。
このテーピングはオーソドックスですがアキレス腱のスポーツ障害に大きな効果が期待できますので、参考にしてみて下さい。
今回は伸縮性のあるテーピングになります。
アキレス腱のテーピングを行う姿勢
最初にテーピングをされる方をうつぶせに寝てもらい、足関節の下にまくらなどを入れ、足関節が底屈位にならないようにします。
底屈位でテーピングを行うと、逆の動きである背屈の動きが大きく制限されることとなり、運動をする上で支障が出てしまいます。
足関節の底屈=足首を下に向ける動き
アキレス腱のテーピングを貼る場所の確認
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テーピングの張りはじめの場所を確認します。
アキレス腱の付着部はほぼ踵の真後ろになりますので上の方から貼らないように注意しましょう。
テーピングの終わりは膝関節を軽くまたいだ場所に左右に一か所ずつと下腿の真ん中よりやや上に一か所です。
それぞれアキレス腱を構成するメイン筋である、下腿三頭筋とヒラメ筋の付着部ですね。
あとはそれぞれ筋肉の走行に合わせてテーピングを行えば問題ありません。
基本的に三本で充分ですが、私の場合はアキレス腱の長さ(5、6㎝ぐらい)に合わせてアキレス腱を挟むように二本、一番下(最初に)に貼ることもあります。
アキレス腱をダイレクトに挟むと効果が高いです。
テーピングを貼る際の注意点
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筋肉のサポートテーピングは軽く引っ張りながら貼ると、ただ張るよりも効果が上がります。
しかし引っ張り過ぎると皮膚が突っ張り、逆に運動の妨げになってしまいますので注意しましょう。
特に膝の後ろはかぶれやすいので注意が必要です。
また踵の部分は靴下などではがれやすいので、画像の様に踵を覆うように一枚貼る事ではがれやすさを防止します。
今回は「キネシス/トワテック」と「ニトリートのキネロジEX」を使用しました。
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アキレス腱に限らず基本は治すこと
これだけでアキレス腱のスポーツ障害のカバーになります。
しかし「アキレス腱炎」でも記載してありますが、原則としてテーピングに全て頼らず、柔軟性の確保と正しいトレーニング方法でアキレス腱の問題もクリアしていくのが望ましいです。
テーピングに頼り過ぎると何度も同じ障害を繰り返してしまうので、根治を原則として下さい。
もちろん痛みが強い場合や、大会時のサポート、どうしても不安な場合はテーピングを行う事をおすすめします。
ふくらはぎのストレッチを簡単に行う方法もご覧ください
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アキレス腱へのアプローチを深く知りたい方はこちら
主に治療家・セラピスト向けになりますが、より具体的なアプローチポイントとして管理人の考え方を練り込んだ内容をお伝えします。表では書いていない内容としてセラピスト目線のアプローチ方法や専門用語を使った解説がメインとなりますので、経験者の意見が聞きたい・幅広い知識が知りたいという人におすすめです。
またスポーツ障害に限らず一般の疾患としても使えるので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
→[スポーツ障害の勉強部屋]