今回はスポーツで圧倒的に多い、肉離れの内容です。
筋肉の問題は捻挫と同様にスポーツをする人にとっては切っても切れない関係ですよね。そのままにしておくと後遺症の問題も出てきますので本当に注意が必要です。
そもそも肉離れと筋挫傷の違いはなんでしょうか?是非確認して下さい。
筋肉の損傷とは
筋肉の収縮力や応力が筋肉の強度を上回った場合に生じる損傷のこと。
筋肉にはある程度自分で伸びすぎたり、収縮しすぎない為に制御する力がありますが、このバランスが崩れて起こることも特に多いと言えます。
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原因とリスク
筋肉を急激に動かした時、ブレーキをかけた時、伸張性収縮時、急激な伸張に筋肉が防御反応でブレーキをかけた時起こりやすいと言えます。内科疾患でも筋肉の損傷は生じるので注意が必要です。
筋肉の状態により制御がうまくできなくなったりするので、下記のポイントはチェックしたいところですね。
- 柔軟性の低下
- 寒冷
- 疲労
- 加齢 など
損傷の具合による分類
これは捻挫と同様に分類されます。
Ⅰ度損傷
説明:軽微で、筋繊維などの断裂は認められない状態。
治療:初期にRICEを行い、症状に合わせて軽度の固定(テーピングなど)を行う。
Ⅱ度損傷
説明:筋肉が部分断裂しており、一般的に肉離れと呼ばれるもの。皮下出血(内出血)や圧痛(押しての痛み)が顕著で歩行での痛みも強い。
治療:初期にRICEを行う。筋肉に持続的な圧迫をするために、強固なテーピングや包帯を行い、場合によっては筋肉が関与する関節の固定も行う。
Ⅲ度損傷
説明:筋肉が完全に断裂したもの。
治療:基本的にはオペを行う。
肉離れという名称は筋肉を痛めたレベルでいうと2段目のことでした。
Ⅲ度は普通にスポーツを行うだけでは中々起こらなず、交通事故など強烈な力が加わって生じます。
筋挫傷の症状
これは損傷の具合によって異なりますが、基本的に当てはまる程重症であると考えて問題ありません。
- 新鮮(怪我をして間もない)な場合
圧痛、歩行痛、動作時痛(関節を動かして筋肉に痛みを生じる)、皮下出血、自発痛・安静時痛(何もしないでも痛みを生じる) など
- 陳旧(ある程度放置された)な場合
筋肉の硬結、陥凹、伸張性の低下、筋力低下、再受傷を簡単にしてしまう。
まとめ
怪我の全てに言えることですが初期の処置が重要になります。初期の治療を怠ると後遺症により、同一部位や近接部位を繰り返し怪我をしてしまう可能性が十分にあります。
軽微なら自己治療でも問題ありませんが、不安がある場合は専門家に診てもらいましょう。
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