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自分の経験を子供に押し付けると怪我が増える理由と仮病の見分け方

 

治療をしていると当然子供も多くみる機会があります。

怪我により子供は痛みを発し親に相談し来院しますが、まれに困ったなぁと感じる事があります。

それは多くの場合、親の問題です。そんなことばかりやっていると子供が壊れてしまします。

かと言って仮病もなくはない・・・ではどうしたらいいのでしょうか?

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親に問題がある典型的パターン

スポーツにケガはつきものです。

もちろん怪我をしやすい・スポーツ障害を起こしやすいと言った個人差はありますが、ハードに行えばそれだけリスクは上がりますよね。

怪我をしたら治療をした方が早くよくなり復帰も早くなりますが親がそれを拒否する事が稀にあります。

大体言う言葉が

「それぐらい私も経験した事あるから大丈夫」

「経験上それは治療する必要がない」

多くは子供は痛がるから連れてきたけど 「これぐらい大丈夫ですよね」 って感じできますね。

そんな親に限って昔の古傷が・・・とか言うんです。

そう。それは自身がある程度のレベルで行っていると起こる、親の誤解とうぬぼれになります。

 

子供の身体は親の身体ではない

子供の怪我が親と同一である確証はありません。

痛みが出ている場所が近いから自分と同じ怪我だと思い込んでいる。

子供と症状が一緒とは限らないですし、当時の症状が自分で診断できるはずもありません。

食べているものだって違いますし、閾値(いきち)と言って痛みを感じる領域も違います

<閾値>

その人が痛みを感じるライン。

閾値が高いと痛みを感じにくく、低いと感じやすい。年齢が上がると強くなる傾向にある。

そうです。子供の身体は大人とリンクしないし、確定的にわかるなんてありえない。

 

子供に治療が必要か?改善方法とアドバイス

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とは言っても確かに仮病を使う子供がいるのも事実です。そこは否定できません。

しかし仮病を使う子供を見分ける方法があります。

それは痛みの再現性を見ることです。

毎回同じところに痛みを訴えるかを確認するのです。出来れば押しての痛み、圧痛がいいでしょう。あまり強く押し過ぎない様に注意して下さい。仮病の場合、痛いところが毎回ずれます。

動いての痛みだと子供の場合 楽しい>痛い となる事も少なくないので注意が必要です。

腫れがなく本当に痛みがあるのかな?と思ったら、1時間ごと3回程押しての痛みを確認し、毎回同じところに痛みを訴えるか?また痛みが強くなっているのか?

これがどちらかでも当てはまるなら医療機関の受診をおすすめします。

どちらも当てはまらない場合、傷が無ければシップを貼り、ネット包帯などで変な話ですが ”治療感” を与える事で落ち着く事があります。

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そして翌日同じ様に痛みを確認します。

治まっているようなら継続してシップ+ネット包帯で同様に様子をみて、逆に悪化しているようなら医療機関へ行きましょう。

その際アイシングはどうしたらいいか悩む方もいるかもしれません。その場合は下記のアイシングについての記事をご覧ください。

アイシングって本当にいいの?

 

これらのやり取りがうまくいくとより子供も親を頼るでしょう。

本当はそうやって来院してもらえるのが一番いい・・・

大事なのは客観的な目線です。

 

 

基本的には子供の声を聴く

上記の様に痛みの確認は子供の声を聴く事が大切になります。

親の固定概念は捨てて子供に接する必要がありますね。

確かに「この子はすぐに痛がるし、仮病っぽい」と誰よりの理解者である親なら決めて考える事も頷けますし、当然です。

しかしそこであえて一歩下がって広い目線で見るとより子供の事が理解できるのではないかと、私は思います。

 

管理人の考え

それなりのレベルでやってケガを経験すると、自信からそれを子供に押し付けてしまう親をみてきた同業者も少なくないかと思います。

管理人としてはその親は基本的に礼儀正しく素晴らしいと感じますが、反面、自分の意見を否定されると反発が強い印象です。

他の人はどうかしれませんが、わたしは基本的に子供の味方(痛みがある人の味方)から入ります。もちろん仮病は本人の為にならないのではっきり言いますが(本人の為になる仮病は、痛くなくても辛いんでしょうという事はあります)。

大事なのは親を尊重するのではく、痛みを尊重することだと思っています。

自分の経験を子供に押し付ける事は正義ではありません。

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