広告 身体の事

スポーツでの疲労の3つの原因。体力的疲労、神経的疲労ともう1つは?

 

運動での疲労は栄養補給や休息によって回復することができますが、うまく回復できないと活動力の低下から最終的には病的な状態となってしまいます。

そこで今回はそんな状態にならないために、疲労ってなんだ?というところから原因について書いていきたいと思います。

エネルギー不足、精神的ストレス以外に疲労に関係するものがあるのをご存知ですか?

スポンサーリンク

スポンサーリンク

 

 

本来、疲労は大切なもの

疲労は身体に必要な要素で、疲労を感じることが出来なければ人間は過労慢性疲労となり、様々な障害を引き起こしてしまいます。疲れたら身体を休めるために努力しますからね。休まる努力。

これだけで疲労は本来大切なものだとわかってもらえるかと思いますが、これは当然スポーツ選手にも当てはまります。十分な休息は次のトレーニングでパフォーマンスをアップさせるのに大切なことです。

筋トレも同様で毎日同じトレーニングをするのではなく、48時間前後あけるように指導されますよね。そのほうが超回復により次のトレーニング効果を上げることができるというのは有名です。

ではスポーツと疲労の原因ついてもう少し詳しく見ていきましょう。

 

疲労の原因その1 エネルギーの問題

運動時のエネルギー供給は大きくわけて3つあります。少しややこしいですが、大切なことですでご覧ください。

 

大切なのがATP-CP乳酸系酸化系という順番です。それぞれ運動の時間に合わせて選ばれていると考えるとわかりやすいでしょう。

3秒以内の運動は全てATP-CPで10秒後では1/3に減ります。最大で使われた場合は8秒でなくなり、100m走の後半の失速はATP-CP系からのエネルギー供給が減っている事になります。

■400m走のような60秒以内の高強度の運動は乳酸系がメインとなります。仮に最大運動をした場合は30秒でなくなるので、ATP-CP系と併せてマックス使うと40秒程となります。

■運動時間が5分以上となると酸化系からのエネルギーの供給が増えます。酸化系とは簡単に言うと酸素を使う運動、有酸素運動ですね。ちなみに上の2つは無酸素運動となっています。

長時間の運動の疲労はエネルギーがなくなったからではなく、代謝物がたまったり筋肉へのダメージだったりします。基本的に酸素をエネルギーとして利用しているので供給はほぼ無限大となります。

もちろん強いエネルギーの供給はできないのでダッシュなどは無理ですが、極端な話、有酸素運動で他に問題がなければ人間は動き続けることができます。

 

神経からみた疲労について

スポンサーリンク

スポンサーリンク

筋肉を動かして運動をするには筋肉と脳を結ぶ神経が必要になります。運動は脳からの指令が必要ですから。

そして脳は血液中の糖分のみを活動のエネルギーとしています。しかし他の臓器都比べ脳は糖を多く貯めることができません。

つまり長時間の運動によって血糖が少なくなると運動を調節する脳のエネルギーがなくなってきて、特に大脳皮質の神経細胞の興奮が低下します。低下した結果、運動を正確にする為の指示がうまくできない為、雑な動きとなるわけです。

更にそのまま運動すると脳だけでなく筋肉と神経を結ぶ部分での情報の受け取りがうまくできなくなり、これも運動能力が低下する原因になりす。

まとめると、脳からの指令は血糖が低下すると運動をスムーズにするための能力が低下するのです。

 

水分摂取と疲労

実は水分摂取も疲労に関わります。簡単な経過を見てください。

運動時は体温上昇→体温調節の為、汗を出す→体内の水分(血流量)が汗により減る→血流量が減ると運動を維持するためにはその分量が必要なので心拍数を増やす

そしてこの時に水分を正しくとっていると過度な心拍数の上昇を抑えることができます。つまり循環血流量を維持するために水分摂取が必要になるということです。

心拍数が増えるとその分心臓や肺にも負担がかかります。

120分水分なしと水分ありで運動した場合、水分摂取をしない方が心拍数が10程高くなったとのデータも出ています。

半分の60分だろ6ぐらいの誤差の様です。

でも1分間でこれだけの誤差なので時間が経つにつれ負担はとても大きいですね。

 

水分摂取についてはこちら

スポーツドリンクでの水分補給。理想の濃さや量の目安は?

運動後の体重減少が危険な理由と運動時のトイレが悪い場合

 

逆に水分補給をとっていれば汗をかいても血流量が極端に減ることは少ないので、心拍数を無理に増やす必要はありません(もちろん運動によって心拍数は増えますが)。

心拍数にも限界がありますし、循環血流量がキープできないと酸素がうまく回らなくなります。

結果としてこれらの原因により運動の負荷にもよりますが、正しく水分を取ることは血流量をキープし、必要以上の疲労をださないことにつながります。

 

おわりにとまとめ

スポーツでの疲労はエネルギーが原因の疲労、神経的な疲労と実は水分による疲労もあります。

今の時代はかなり少なくなりましたが、水分補給ダメ!なんて時代もありましたね。

メンタルはもしかしたら強くなるかもしれませんが、体は間違いなく壊れていきます。

しっかりエネルギーと水分を取り、日々の練習・トレーニングから頭を使い神経の疲労を訓練しておくことで実際の試合や大会で素晴らしいパフォーマンスを出すのにつながるでしょう。

披露と水分の関係、参考になれば幸いです。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-身体の事
-,