今回私がオススメするトレーニング参考書は「SAQトレーニング」になります。
このトレーニングは部活動はもちろん、クラブチームや体育でも導入をおすすめします。
SAQトレーニングとは何か?から、内容まで触れていきたいと思いますので、是非ご覧ください。
一部抜てきになります(SAQトレーニングより)
【SAQトレーニングとは】
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SAQトレーニングとはそれぞれのトレーニングの頭文字になります。
S=Speed
A=Agility
Q=Quickness
聞きなれない単語もあるかと思います。
それぞれを詳しく解説していきましょう。
Speed(スピード)
日本SAQ協会によればこのスピードとは“重心移動の速さ”の事と書かれています。
これは純粋に前方のみに限らず左右や斜めも該当します。
陸上の短距離が代表ですが、ラグビー、アメフト、サッカー、なども特に必要な能力になります。
Agility(アジリティ)
アジリティとは“身体をコントロールする能力”の事を指します。
最も必要な局面はスポーツでの素早い切り返しや方向転換です。
運動方向を変えるには姿勢やバランスが重要になる為、サッカー、バスケ、テニス、格闘技、など幅広いスポーツで必要な能力となります。
Quickness(クイックネス)
クイックネスとは“外からの刺激に反応して速く動き出す能力”の事を指します。
静止時・動作時の両方で必要な能力です。
方向転換自体はアジリティで必要ですが、そこからの動き出しはクイックネスの出番となります。
野球の盗塁、バスケの攻守の切り替え時などが具体的にクイックネスを必要とするシチュエーションです。
SAQは三位一体
これらは一応分類はされていますが、それぞれは強く関連しています。
例えばアメフトなどで直線から方向を変える際はアジリティで身体をコントロールしないとバランスを崩してしまいますし、方向を変えた瞬間にクイックネスが不足すれば速度は殺され容易に捕まってしまうでしょう。
そこからクイックネスで方向変化がうまくできて走り出しても、その後にスピードが低下したら同様に捕まってしまいます。
この様に分類はされますがSAQは三位一体と言ってもよいでしょう。
【SAQの目的】
SAQトレーニングの目的は大きく分けて2つになります。
1.神経系の活性化
神経を活性化する事でより高速な動きの獲得を目指します。
活性化するには刺激を入れる事で可能になりますが、それは抵抗や補助、視覚・聴覚などをいれていきます。
筋トレをした後にSAQトレーニングをすることで、通常の筋肉から動ける筋肉へ変換します。
ただ筋トレをするだけでは実践でそのままの力を引き出すことは難しいですからね。
2.身体の正しい使い方
これは身体を正しく使う=効率的に使う事で、より運動の効率を上げようということです。
いくらがむしゃらにやっても正しく行えてなければ効率は落ち、トレーニングの質は落ちてしまいます。
それぞれスポーツにより特異的な動きはもちろんありますが、SAQでは基本的な動作の向上を目指すため、すべてのスポーツに関与する事になります。
またこの身体の正しい使い方にはさらに2つに分類されます。
1.動きの評価
2.正しい身体の使い方
具体的に書いたら細かくなってしまうので省略されていただきます。
こっそり知りたい方は「お問合せ」よりどうぞ。
【SAQトレーニングの本の概要】
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いつものように概要を説明していきます。
この本は全部で120ページほどありますが、写真による説明が多く感覚的に理解できる為、非常におすすめです。
最新版ですと2015/5に発行ですので最近といえるでしょう。
ちなみにこれはリニューアルされた方になります。
ではどうぞ。
1.SAQ概論
2.プリパレーションタイム(準備体操)
3.スピードトレーニング
4.アジリティトレーニング
5.クイックネストレーニング
6.プライオメトリクス
7.体幹トレーニング
2・3・4・5・6にはそれぞれ細かいトレーニング内容がわかりやすい画像付きで掲載されています。
【購入先と組み合わせたいトレーニング】
この参考書にもプライオメトリクスについて書かれていますが、やy少ないです。
ですのでプライオメトリクスに関しては以前、私が紹介した参考書の方が詳しく書いてあります。
この本では補助と思ってもらった方がいいでしょう。
プライオメトリクスについての内容はこちらからどうぞ
またこの参考書のいいところはDVDが付録としてついているため、映像で確認できる点です。
リニューアル前にはDVDがついてないようなので間違えないようにしましょう。
ちなみに値段は1500円+税となり、とても購入しやすいです。
他の医療やトレーニング関係の本は高額な物もある為普段は悩みますが、この本に関しては私もすぐに購入してしまいました。
Amazon
楽天
感想(3件) |
紀伊国屋
この参考書に出てくるアイテムもあらかじめ用意しておくと二度手間にならないので、よいかと思います。
イレギュラーボール
ラダー
マイクロハードル
ミニハードル
セットもあります
特にラダーはおすすめします。短いタイプですと足りないと困りますが、長い分には折りたためばよいので、長めをおすすめします。
ハードルに関してはどちらかでもいいかもしれませんね。
もちろん両方あれば越したことはないです
また他の組み合わせとしてスライディングボードがかなりおすすめですね
「身体の使い方・股関節のエクササイズにおすすめのアイテム、スライディングボード」
【さいごに】
SAQトレーニングはいかがだったでしょうか。
個人的にある種、必須のトレーニングと考えています。
プライオメトリクスと一部似ている部分もありますが、プライオメトリクスが瞬発的な能力を高める事に特化したトレーニングなら、SAQトレーニングはスポーツでの基本的な動作を高めるトレーニングになります。
是非プライオメトリクスと並行してトレーニングに導入してほしいと思います。
もう少し具体的な内容を知りたい方は「お問合せ」よりお気軽にご連絡下さい。
以上で「トレーニングで必須な運動能力向上トレーニング「SAQトレーニング」とは」を終わりにします。
みなさんのプラスとなれれば幸いです。
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