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腱板断裂が多いスポーツ

 

腱板断裂とは高齢者に非常に多い障害になりますが、正しいフォームで行わないとスポーツ選手にも起こってしまう障害になります。

断裂してしまうと選手生命にも関わる問題になりますので、該当するスポーツ関係者はしっかりと知識をつけ、起こる前に予防をする必要があります。

ここでは高齢者の腱板断裂には触れずに、スポーツ関連のお話になります。

 

 

【腱板断裂とは】

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腱板断裂とは主に肩関節の中を通る“棘上筋”が断裂するケガになります(一部棘下筋もあり)。

ケガの程度により「部分断裂」と「完全断裂」に分類されます。

また「非外傷性(スポーツ障害)」の場合は徐々に運動制限や疼痛(痛み)が進行していくため、早期の発見が困難な場合があります。

 

 

【腱板断裂の原因】

腱板断裂の原因は2つにわけられます。

<外傷性(スポーツ外傷)>

転倒による肩の強打、転倒時に手や肘をついた事によるもの

 

<非外傷性(スポーツ障害)>

正しい使い方でない状態での使い過ぎ。特に肩を上げるスポーツに多いです。

肩峰下インピンジメント症候群が進行して生じる事も多々ありますので、一度チェックしてみて下さい。

「肩峰下インピンジメント症候群のリハビリとどこに通院すべきか」

 

 

【腱板断裂の症状】

腱板断裂の症状は基本的に外傷性のものの方が強く、非外傷では急激な症状は稀です。

 

<外傷性(スポーツ外傷)>

急激な痛み、上腕の挙上不可、その他炎症症状

 

<非外傷性(スポーツ障害)>

脱力感、上腕の挙上困難(関節可動域制限)、圧痛(肩の外側や棘上か)、筋力低下

 

 

【腱板断裂が多いスポーツ】

野球、陸上の投擲、バレー、テニス、水泳など腕を最大付近まであげるスポーツに多いです。

 

 

【腱板断裂の診断】

腱板断裂の診断には基本的に画像診断を用います。

徒手検査でも判断は出来ますが、確定診断となると画像診断ですね。

 

関節造影(レントゲン検査):毎回確実に診断がつくわけではない

関節鏡検査(全身麻酔):部分断裂には診断がつかないこともある

超音波検査:知識・経験が必要なため、どこでも受けられるわけではない。

MRI:超音波検査と組み合わせることで、診断がつきます。

 

また、簡単なテスト法がありますので紹介します。進行している部分断裂に有用です。

 

 

【腱板断裂のテスト方法】

基本的に検査を受ける方は脱力し力を入れないようにします。

外傷性の完全断裂では検査する必要もなく、すぐに病院へ行きましょう。

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~ドロップアームサイン~

検査者が障害が疑われる人の腕を90°外に持ち上げます。

検査者が手を放した際にそのまま腕を維持できなければ陽性となり、腱板断裂が疑われます。

 

~ペインフルアークサイン~

検査者が障害が疑われる人の腕を下から上へ持ち上げます。

その際に約60°~120°の間で痛みを訴えれば陽性となり腱板断裂が疑われます。

 

~圧痛の確認~

棘上筋損傷の圧痛ポイント

棘上筋損傷の圧痛ポイント

棘上筋の損傷が疑われる場合、棘上筋の起始部に押しての痛みがあります。

探すポイントは肩の関節の上の部分の骨(肩鎖関節)をそのまま骨を触ったまま耳にゆっくり近づいていきます。

そうしますと骨が途切れるポイントが見つかるかと思います。その途切れたポイントを背中側にほんの少しずらした部分になります。

 

【腱板断裂の治療やリハビリ】

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痛みが強い場合はRICEの対処法をします。

 

腱板断裂は一般的に自然治ユしないと考えられており、年齢を重ねていくと症状が悪化していきます。しかし動き方により症状の軽減はありますのできちんとした“動きの習得”は必要になります。

 

<部分断裂>

肩峰下インピンジメント症候群にも記載してありますが、リハビリは必須です。

リハビリを行わないと一時的に症状が治まっても、再発し最終的には完全断裂をしてしまいますので注意が必要です。

 

<完全断裂>

手術適応

競技復帰は6ヶ月前後

 

治療やリハビリについては整形外科、特にスポーツ整形外科で診てもらい、そこでリハビリを行いましょう。

個人で判断して重症化しては元も子もありませんので。

 

 

【さいごに】

 上記にも書いてありますが腱板断裂はいつの間にか進行し、最悪選手生命に関わる問題になりますので、安易に考えてはいけません。

 

関係者は選手の異変を見つける目が。

選手は痛みを訴える事が。          必要になります。

 

痛みに強いことは結構ですが、痛みを訴える事は痛みを耐える事より勇気が入り、必要であり、自らができる素晴らしい対処法になりますので、是非実践してほしいものです^^

<関連記事>

肩峰下インピンジメント症候群のリハビリとどこに通院すべきか

 

以上で「腱板断裂」を終わりにします。  

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