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野球やバレーなどオーバーハンドを必要とする競技で肩の横に痛みが出る肩峰下インピンジメント症候群を発症することがあります。

まずは簡単に肩峰下インピンジメント症候群の言葉の説明をしましょう。

 

肩峰→肩の関節部を上から触るとある骨の部分

インピンジメント→挟み込まれること

 

つまり肩峰下インピンジメント症候群とは、肩の関節(肩峰の下の部分)に何かしらが挟み込まれる疾患の事をいいます。

ちなみにインピンジメントは肩だけではなく、身体のいたるところで起こる可能性があります。

それでは肩の場合は何がインピンジメントされるのでしょうか?

 

 

肩峰下インピンジメント症候群について

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肩のインピンジメント症候群は主に棘上筋腱肩峰下滑液包が上腕骨と烏口肩峰アーチに繰り返し挟まれ、腕を上げる際に肩の外側痛み引っ掛かりを感じることを肩峰下インピンジメント症候群といいます。

 

棘上筋→腕を上げる際に重要な働きをする筋肉。非常に狭い部分を通り、障害を受けやすい筋肉です。

肩峰下滑液包→肩峰の下にあり、腕を動かす際に骨や腱の摩擦を軽減させる袋状の組織。滑液包自体は身体の至る所にあり、同様の働きをします。

上腕骨→肩の関節から肘の部分の骨。

烏口肩峰アーチ→肩峰の下にあるアーチ部分。

 

<外見上で痛み出るところはマッチョさんに協力してもらいましょう。矢印があるところが痛みが出やすいところです。腕を90°以上に上げていくにつれ痛みが出ます>

肩峰下滑液包炎で痛みが出るところ

肩峰下滑液包炎で痛みが出るところ

 

<右肩を横から見た図>

肩を横から見た図

右肩を横からみた図

茶色:肩峰

赤色:烏口肩峰アーチ

青色:肩峰下滑液包

緑色:腱板(棘上筋)の通り道

黒色:上腕骨の頭の部分

 

 

肩峰下インピンジメント症候群の症状

肩甲下インピンジメント症候群の症状は下記の通りです。特に腕を上げる時や、最大まで上げ切った時に痛みは出やすいです。

  • 腕を上げる時の痛み、引っ掛かり感
  • 腕を上げ切った時や特定の角度での痛み
  • 悪化によりこわばりや筋力低下
  • 時期によっては強い自発痛

腕を上げるスポーツをしていて、上記の症状のどれがに当てはまった場合は肩峰下インピンジメント症候群の可能性が出てきます。

 

肩峰下インピンジメント症候群の治療

肩峰下インピンジメント症候群の治療は症状が強い場合は痛みの出る動作を禁止し、どうしても我慢できなければステロイド薬の局所注射を行います。手術は稀です。

基本的には保存療法つまりリハビリをします。リハビリについては下記を参考にして下さい。

 

 

肩のインピンジメント症候群での注意点

症状が強い時期を過ぎ、ある程度落ち着いた必ずリハビリをしましょう。なぜなら肩峰下インピンジメント症候群はほとんどの場合、身体の使い方が症状の軽快と悪化を左右しているからです。

つまり一時的に症状が改善されても何度でも再発する可能性があるわけですね。

次の段落で少し具体的に説明します。

 

 

肩峰下インピンジメント症候群のリハビリについての注意点

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セラピストの方はこちら
セラピストの方はこちらから具体的なアプローチ方法をチェックして下さい。

肩のインピンジメント症候群の原因から考える、具体的な5つのアプローチポイントとやり方

 実はインピンジメントする原因が肩甲骨と上腕骨の動きのバランスが崩れて生じることが多いため、そのバランスをある程度修正するだけで、その場で痛みが変化する事も多々にあります。

 

しかし問題は“何が原因でバランスを崩しているか”です。

 

胸椎の可動域の低下のか僧帽筋の過活動なのか上腕骨の回旋の問題なのか・・・

 

それをしっかり見極めてもらえる治療施設に通院できるかが重要になってきます。

リハビリ施設があり、外来を受け入れてる病院またはクリニックか、きちんと身体を見てくれる整骨院あるいは整体院でもいいかもしれません。

 

絶対に避けなければいけないことは、他の疾患にも言えることですがレントゲンを撮影し問題ないからと言われシップと痛み止めを出すクリニックや、マッサージしかやらない整骨院・整体院に行ってしまうことです。

これで痛みが取れたとしても“たまたま治る時期”や“一時的な炎症が治まっただけ”の可能性がの高いので危険です。

ですのでしっかり周りの治療施設を把握して、その中から正しい選択をするのが、結局は一番確実に治ユする方法になります。

もう一度書きますがきちんと身体の使い方を治し、正しいフォームで行わないと何度でも再発しますので、きちんとリハビリをしましょう。

そのままにしておくと腱板断裂を起こす可能性もあります。

 

本当はここでもリハビリの詳細を書きたいのですが、文字では限界がありますので割愛させていただきます。

近いうちにリハビリページも作れたらと思っていますので、もう少々お待ちください。

 

一部リハビリとして有効な胸椎のエクササイズを作成しましたのでご覧ください。

胸椎伸展・回旋エクササイズ

 

水泳での肩の痛みについての詳細はこちら

水泳肩の原因やリハビリ、ストレッチ方法

 

 

最後に

 肩峰下インピンジメント症候群は野球やバレーや水泳など手を挙げた状態で繰り返し力を入れて行うスポーツにも比較的多い障害です。

スポーツで生じる場合は早期に治療を行わないと、他の場所に負担がかかり痛みが出てくることが少なくありません。

正しい使い方を身体に覚えさせるだけで防げる障害でもあります。

身体のクセがしみ込んでから治療を行うよりも、早期に治療を行った方が間違いなく改善しやすいので不安に思っている方は早期の治療をおすすめします。

セラピストの方はこちら
セラピストの方はこちらから具体的なアプローチ方法をチェックして下さい。

肩のインピンジメント症候群の原因から考える、具体的な5つのアプローチポイントとやり方

 

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以上で「肩峰下インピンジメント症候群」を終わりにします。  

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