子供はその活発さからどうしても怪我が多いですよね!
最近では子供の怪我については地方自治体や学校(本来は学校ではないですが)が治療費を一部、または全額出してくれます。
そこで今回は子供の怪我で使える医療費助成制度と災害共済給付制度(学校保健制度)の説明をしていきます。
ご参考下さい。
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子ども医療助成制度とは?
多くは出産後に役所などで申請します。
市区町村によって違いますが、保険診療分の1回あたりの支払い上限が固定されます。
多くは200〜400円ぐらいでしょうか。中には保険診療窓口無料ってところもありますね。
基本的には世帯年収と市区町村によって変動があります。
簡単な話
市区町村が子供に力を入れている→安い
世帯年収が少ない→安い
って感じですね。
管理人の地域だと
通院1回 200円
入院1日 200円
保険調剤 0円
ってな感じで書かれています。
ここで気をつけて欲しいのが自費治療分は対象外になります。テーピングや包帯、ベッド代などですね。
ちなみに今まで1家族だけ申請していない患者さんがいました。普通にびっくりしましたね・・・
ただ気をつけて欲しいのが学校での怪我で保険診療費が1500円以上になると対象にはなりませんのでご注意を。
あとは当然ですが健康保険が使えない機関は使えません。
災害共済給付(日本スポーツ振興センター災害給付)とは
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学校や通学中など学校行事に関係する怪我の場合、保険診療の窓口負担が1500円を超えると申請できる制度になります。
使い方として怪我をして通院中あるいは完治後に学校の先生にその事を言うと専用の用紙がもらえます。
それを治療施設で記載してもらい、学校に提出する事で保険窓口分(自費以外の窓口治療費分)+1割が振り込まれます。
振込先は学校から貰える用紙に記入する所がありますので、そちらに記入すれば問題ありません。
これも子ども医療助成制度と同様、自費診療は対象外になります。テーピングや包帯、ベッド代やマッサージなどです。
また用紙は1ヶ月に1枚必要となりますので、治療先で何枚必要か確認しないとか二度手間になってしまいますので、注意して下さい。
用紙も整形外科と整骨院・接骨院で違うので、必ずどっちに通院しているか伝えないと二度手間です。
ちなみに窓口の保険診療費1500円の目安は6回になります。
ケガの内容、時期、何か所かによって異なりますので、多少の誤差はあります。
こちらはいわゆる「償還払い」という制度と同じですね。
ただし必ずしも上のようにはいかない!?
これは書いたら怒られる可能性がありますが、書いちゃいます。
実は災害共済給付は手続きが面倒という理由で、学校でのケガでも子ども医療助成制度を使う家庭も少なくありません。その理由のほとんどは「手間がかかる」という事です。
”子どもが書類を持ってきて治療機関に提出し再度子どもに渡す”と言う手間を考えると治療期間が短い場合、面倒くさいと言う理由で災害共済給付を使わないで子ども医療助成制度を使うってことですね。
これは窓口負担額にも左右されます。
しかし実は本来よくありません。
なぜならこればかり行うと市区町村の負担が大きくなるためです。単純に日本スポーツ振興センターの分を負担してしまう事になりますので。
自分の市区町村が大切なら手間はかかりますが、きちんと決まりを守った方がいいでしょう。
そしてスポーツ振興センターは独立行政法人で名前の通り共済なので共済金を払っているという認識もお忘れなく。
保護者の負担は義務教育で360~550円、全日制の高校で1100~1700円程です。
まあ年額ですが・・・
併用できる保険とは?
上のは基本的にある意味自動に近い形で加入してあります。
ですので個人的に入っている保険や共済は申請することが出来ます。
子供なら掛け金も安くて通院保証もまずまずな県民共済がいいかもしれませんね。
決して県民共済の回し者ではありませんので・・・
まとめ
わかり易くパターン化しましたのでご確認ください。
①学校で怪我をし、窓口の保険診療が1500円以上だった→災害共済給付
②学校から1度帰宅し、公園で遊びに行ってそこで怪我をした→子ども医療助成制度
③学校での怪我で4回の治療で治癒した→子ども医療助成制度可能性が高い
④学校帰りの交通事故→両方共基本的に対象外。基本的に窓口負担がないため。
⑤学校でけがをして災害共済給付を使い1度治癒。その後家の前で遊んで同じところをケガ→子ども医療助成制度
ちなみに保険窓口が1500円以上かかりそうだから学校共済にします!でも意外と早く治った・・・。
って場合は医療機関に申し出をすれば差額の計算をしてもらえます。過去にさかのぼるので手続きをする方は大変ですが。
意外と多いです。子供の場合治りが早いですし、痛みがない=治った と判断し来院しなくなる事もありますので。
不明な点は私でもいいですが、学校の先生よりもスポーツ振興センターに直接電話した方が確実なのでそちらをおすすめします。
医療費助成制度と災害共済給付制度については以上になります。
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