今回はストレッチ時の注意点について書いていきたいと思います。
近年ではストレッチがとても注目され、スポーツ愛好家や部活動でも積極的に取り入れられていますよね。
みなさんストレッチを練習の前後に取り入れているかと思いますが、やり方でその後の運動のパフォーマンスが大きく下がってしまう事があるのをご存知でしょうか。
練習する前にはおすすめしないストレッチ、練習後は?簡単に解説をしてありますので、ご覧下さい。
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ストレッチの種類と説明
普段何気なく行っているストレッチにも種類があります。
正確に複数のストレッチを行う為にもまずはストレッチの種類を理解する事が必要ですよね。
それぞれ、静的ストレッチと動的ストレッチについてチェックして下さい。
静的(スタティック)ストレッチとは
世間で一番浸透しているストレッチです。基本的に反動を使ってストレッチはせず、持続的に筋肉が伸びている位置をキープして行うストレッチで、主に筋肉の伸張力を確保して体の動く範囲を増やす為に行います。
ストレッチの時間としては30~120秒程行う必要がありますが、それを数週間行う事で初めて効果がでるのでそれなりに継続する必要があると言えますね。
動的(ダイナミック)ストレッチとは
静的ストレッチと比べまだ世間に浸透してるとは言い切れませんが、ものすごく簡単に説明すると関節を動かしながら行うストレッチで、反動を使いながら行います。
関節を動かして行う事で筋肉も動きながらストレッチする事ができます。その結果スポーツ動作の様に筋肉を使いながらストレッチを行うことができるわけですね。
筋肉のパフォーマンス向上を目的に使います。
練習前にするストレッチと練習後にするストレッチ
静的ストレッチと動的ストレッチは使い分けることをおすすめします。
具体的には練習前は動的ストレッチを、練習後は静的ストレッチをしましょう。
練習前は練習中の動きに近い動的ストレッチを行う事で、筋肉のパフォーマンスをあげておきます。
練習後はそのあとに動かす事(練習)はありませんので、リセットする意味で静的ストレッチを行います。
ウォーミングアップとクールダウンでそれぞれ正しいストレッチを行う事で、筋肉をよい状態へもっていきましょう。
ただ実は練習前と練習後にストレッチを使い分けるのには理由があります。
ではなぜ静的ストレッチは運動後に行い、運動前に行う必要があるのでしょうか?
それはパフォーマンスの低下に関係しています。
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なぜ静的ストレッチはパフォーマンスがおちるのか
運動前の静的ストレッチはその後の練習でのパフォーマンスを下げてしまいます。これは難しいことを言うよりも感覚でイメージしてもらった方が分かりやすでしょう。
筋肉は「バネ」や「ゴム」と表現される事が多いですが、その解釈で問題ありません。
ではバネやゴムを必要以上に伸すとその後はどうなるでしょうか。
そうです。伸ばした後は”ユルム”のです。
ゆるんだゴムは元の状態以上に伸び縮みはできませんし、ゆるんだバネが元の状態以上の弾力はでません。
筋肉も性質は似ているのでこれと同じ状態に近づき力が入りにくくなってしまうわけです。
逆に動的ストレッチは反動をつけながら刺激してストレッチを行うため、筋肉の性質を損なわないので練習前には最適ですね。
もちろん動的ストレッチも運動前に過度に行えばよくないので、適度に刺激を入れる目的で行いましょう。
※ただしデータ的には30秒以上行わなければいいというデータもあるので、短時間なら問題ないかもしれませんね。
動的ストレッチにおすすめの本
口で説明されても中々わからない点も少なくないでしょう。そんな方はダイナミックストレッチについてはこちらを参考にしてみて下さい。競技別にも書かれています。
ダイナミックストレッチを練習前に取り入れ、パフォーマンスの向上とケガの予防に努めましょう。
静的ストレッチと動的ストレッチのまとめ
静的ストレッチにより持続的に筋肉を伸ばしすぎると、緩み過ぎで元の能力(=伸び縮みする力。弾む力)が低下しその後のパフォーマンスに影響が出るためよくないということでした。
静的ストレッチは練習後のクールダウンや可動域を広げる意味で行いましょう。
動的ストレッチは練習前・試合前に適度に行い、筋肉を刺激するにはおすすめのストレッチです。
余談ですが実は僕も仕事前に静的ストレッチを必要以上にやったら足に力が入らなくなりフワフワした状態になり焦った過去があります。。。
皆さんも正しいストレッチでパフォーマンス向上に努めましょう。
最後にわかりやすく説明しているブログを見つけましたのでご紹介しますね↓
一見の価値ありです。
以上で「練習前には動的ストレッチ?静的ストレッチ?練習後は?」を終わりにします。
よろしければこちらもご覧ください。
主に治療家・セラピスト向けになりますが、より具体的なアプローチポイントとして管理人の考え方を練り込んだ内容をお伝えします。表では書いていない内容としてセラピスト目線のアプローチ方法や専門用語を使った解説がメインとなりますので、経験者の意見が聞きたい・幅広い知識が知りたいという人におすすめです。
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