広告 読むべき本・観るべきDVD

野球肩肘の改善指導や体操におすすめのDVD。その内容は?レビューしてみた

 

今回はDVDシリーズでも投球障害、つまり野球肩や野球肘で悩んでいる子供の体を改善するのに必要なエクササイズやコンディショニングについてのDVDを観たので、情報をシェアしようと思い、まとめました。

子どもたちの悩み、指導方法の悩みは解決できるかもしれません。

  • なぜ投球時にトップを作れないのか?
  • なぜゴロの捕球から素早く投球できないのか?
  • なぜ怪我が増えるのか?

参考になれば幸いです。

 

「驚異の投手 パフォーマンスライン」を観てみた

パォーマンスライン

今回チェックしたのは「驚異の投手 パフォーマンスライン」という題名のDVD。

(詳しいレビューは下で解説しますね)

率直な感想としては面白かったし、とても勉強になりました。

最初は専門的な感じという印象を受けましたが、エクササイズ指導やトレーニングの方法はシンプルでわかりやすかったし、有効だなぁと思いました。

構成としては2枚組のDVDで1枚あたり約60分です。その60分の中でもいくつかのテーマ・レッスンにわけ、考え方やエクササイズしていくって流れですね。

きちんとテーマが分かれているのは、観ている方としてはとても理解しやすい。中にはただ垂れ流しのDVDもありますからね…今の時代はかなり減っているでしょうけど。

では詳しいレビューをどうぞ!

 

「驚異の投手 パフォーマンスライン」の詳しい内容とレビュー

パフォーマンスラインのDVD

それぞれディスクとテーマ毎に簡単に紹介します。

ディスク1

ディスク1は野球肩や野球肘が起こりやすい人に多い骨盤や股関節、足の特徴を説明し、それに対して改善エクササイズのやり方をモデルを使って説明してあります。

最初は動きについて少し専門的な言葉を使っていましたが、映像で説明しているので感覚的にわかりやすいでしょう。

ではレッスンごとの解説です。

【はじめに】

まずは導入。

ピッチングの動きで各モーション時に必要な動きの簡単な説明から始まります。

●主に悪い例の説明と、本来必要な動きの説明 

例)股関節の外転外旋ができないからトップが作れない。など

●なぜ悪いかがメインの説明

●股関節の外転の大切さ

 

【レッスン1 野球に必要な柔軟性とチェック】

次に野球に必要な柔軟性のチェックです。

可動域の検査になるのでトレーナー向けでしょう。ただこれはわからなくても全然問題ありません。それは後で説明します。

〈股関節の動きのチェック〉

  • 内旋、外旋、屈曲
  • 四頭筋の柔軟性
  • 外転外旋
  • 股割り

〈肩の柔軟性〉

  • 水平内転(股関節からの影響もチェック)
  • インナーマッスルの硬さ(股関節からの影響もチェック)
  • 肘の強さのチェック(股関節からの影響もチェック)
  • 肘の強さのチェックその2(股関節からの影響もチェック)

〈スクワットテスト〉

  • 股関節の動き

 

【レッスン2 柔軟性を出すためのストレッチとコンディショニング】

このテーマでは実践に近い、必要な動きのエクササイズです。

  • 股関節の動きを出すエクササイズ 3種類
  • 背骨のエクササイズ 3種類
  • 股割りの柔軟性 3種類
  • 具体的なストレッチアドバイス 2種類

 

ディスク2

ディスク2でもレッスンの前後に柔軟性にプラスして安定性のチェックから入り、間違ったトレーニングをみて→いいトレーニングへと進んでいきます。

安定性のチェックに関しては管理人も行っているステップテストでした。

【レッスン3 間違った体幹トレーニングの弊害と正しい体幹トレーニング】

なぜ普通の腹筋がパフォーマンスを下げるかわかりますか?

腹筋(クランチ)がダメな理由とドローインについて解説してあります。

エクササイズは2種類で、いわりゆ普通の腹筋が、ダメな理由をとてもわかり易く解説してありました。

【レッスン4 間違った下半身トレーニングど正しい下半身トレーニング】

スクワットのやり方をバーを使って解説してあります。投球動作のエクササイズと絡めて5種類のエクササイズの紹介です。

【レッスン5 間違った上半身トレーニングど正しい上半身トレーニング】

肩から見る悪い姿勢のトレーニングといい姿勢のトレーニングのやり方の解説です。

エクササイズとしてベンチプレスの指導や筋トレについてされていて、3種類紹介されています。

【レッスン6 間違った形のインナートレーニングと正しい肩のインナートレーニング】

インナーマッスルの悪いチューブトレーニングといいチュトレーニングのやり方の解説です。

アウター優位になりやすいから悪いと説明されていて、アウターに力が入りにくい角度の紹介とやり方を3種類解説してあります。

【レッスン7 肘のトレーニング】

肘は野球選手でケガが多い場所の1つですよね。ここでは動きのチェックから肘の筋肉の重要性の解説と共に肘の痛みを減らすエクササイズを3種類紹介しています。

【レッスン8 肩甲骨エクササイズ】

肩甲骨も悪い動きのまま体操をしている人がいますが、ここでは悪い動きにならないような肩甲骨エクササイズを5種類解説してあります。

【レッスン9 怪我をしやすい投げ方】

肘から上げる・小指から上げるが間違っている理由から、手軽でおすすめのアイテムを使って肩の過度な内旋を防止する練習。内旋は肩から過度に前に出やすく、しなりがなくなるので大切なポイントですよね。

肩肘痛みの復帰のアドバイスもしてあります。

【レッスン10 野球肩肘障害のセルフチェック】

投げていい痛みが、治療が必要な痛みかのチェックです。

  • 肘の動き
  • 肘の痛み
  • 肩の動き

のポイントを解説してあります。

【レッスン11 パフォーマンスラインの説明】

その子にあった動きの確認のやり方です。
右手が使いやすいか、左手が使いやすいか。足も同様。
使いやすい手足を把握し、使いやすい方の手足を使う指導の必要性を解説しています。

左足を上げるのか?右足でふんばる意識か?投球動作では同じですが、感覚は全くない違いますよね。

ちなみにこのレッスンがDVD名にもある「パフォーマンスライン」についてです。

【レッスン12 野球で使われる感覚的な表現について】

投球動作での野球用語の間違いと正しい認識の解説です。

  • 腕を振る
  • 肘が下がる
  • 体が開く
  • 指にかかる
  • 母し球
  • しっかり見る
  • 突っ込むな

よくきく言葉ですが、勘違いして使ってはいけませんよね。

ひと通りをみた感想

レッスン1は専門的過ぎるかな?と思いましたが、レッスン2以降は知識が無くてもできるし、みんなにやってほしい体作りのエクササイズとなっています。ところどころ可動域のチェックが入るけどあまり気にせず、メニュー通りに全てを入れちゃってOKでしょう。

確かに可動域チェックをして必要な動きを重点的にやるのは必要ですが、これらのレッスンは全ての野球選手に必要な動きでしたので、練習前の体操として取り入れてることをおすすめします。

可動域チェックをするのであれば、クラブチームや部下の現場ではひと月に1回で十分です。

 

以上でDVDの詳細は終わりになります。

なぜ体が悪くなるかの原因は指導方法や流行り、勘違いから生まれます。出来るだけ客観的に専門家の意見を聞き、練習に取り入れられるといいですよね!

1番下では軽くですが、管理人がおすすめするDVDの取り入れ方を紹介してあります。

 

そもそもなぜこれを観たのか?

ぶっちゃけですが、題名からでは内容が全くわかりません。じゃあなんでこれをチェックしたの?って話です。

実はこのDVDを監修している人が、以前読んだ参考書でも監修をしているのです。BodyProblemでも以前より紹介しています。

投球障害に特化したおすすめの参考書”運動連鎖から考える投球障害”

この参考書がわかりやすく、より理解を深められそうだなぁ。と思って観たら…やっぱり本もいいけど、DVDの理解のしやすさは段違いでした。

動作がつくのはやっぱりいいですね!目論見通り?かなり理解力がアップしました。本は本でいいんですけどね…

監修・トレーナーの高島誠って誰?

高島誠さんは日本のプロ野球のトレーナーはもちろん、メジャーでの経験もある超本格派トレーナーです。現在では野球肩肘専門のトレーナールームを開業し、野球でのスポーツ障害を減らすべく小中高生、大学生、社会人、プロ選手と幅広くサポートを行っています。

投球障害に特化したトレーナーと言えるでしょう。

 

パフォーマンスラインを向上したい人におすすめ

実際に参考書とDVDを見比べて思ったのは、わかりやすく書かれていても本の方が専門っぽく感じました。

DVDの方が大衆向けという感じ。そして特にこんな人におすすめです。

  • クラブチームの指導者
  • 部活の指導者
  • 子どもの指導をしている親
  • 野球関連に強くなりたいセラピスト、治療家

個人的にはセラピストや治療家よりも指導者に見てもらいたいです。

なぜ投球時にトップを作れないのか?

なぜゴロの捕球から素早く投球できないのか?

なぜ怪我が増えるのか?

このあたりは動きづくりや意識、エクササイズを行うことで軽減・改善することができます。

ただ単に抽象的にフォームの指導をするより、この時にこの動きが出ないから肩や肘の負担が強くなるよ。って説明が出来ます。

少しでも野球の考え方を勉強したい人におすすめですね。

そして購入した場合はぜひチームや仲間と共有して、チームとしての土台の底上げにしましょう。

 

購入について

正直値段は安くはないですが、内容はとても勉強になりました。

まあスキル系・治療系のDVD2本セットとしてはそこまで高くないのかなぁ。といった感じです。

購入やもっと詳しい話を知りたいなぁ。って方は下記の案内ページをご覧下さい。

ちなみに90日以上行って効果がなかったら、180日以内であれば返金してくれるようです。まあこれをやって効果がでないことは他の原因がない限り、ほぼほぼありえないでしょう。

投手パフォーマンスライン~投手の故障再発防止プログラム~【元メジャーリーグトレーナー高嶋誠 監修】

 

具体的な導入方法のアドバイス

内容自体はおすすめできるので、ぜひ実践して下さい。管理人のおすすめの導入方法をアドバイスさせていただきます。

  • 雨の日などの室内での身体作りの一環
  • チーム練習前のエクササイズ
  • 自宅でのエクササイズ

ぶっちゃけ骨盤・股関節周囲のエクササイズは体育で導入してもいいぐらいです。それだけ子どもの基礎的な運動能力は低下してます。

できる子は本当によくできますが、できない子は全然できませんからね…

ちなみにトレーニングを受けた実際の声も見れます。

投手パフォーマンスライン~投手の故障再発防止プログラム~【元メジャーリーグトレーナー高嶋誠 監修】

 

おわりに

今回は野球で実際に使えるパフォーマンスをアップするDVDを紹介しました。

専門的な話を感覚的に勉強できるいい機会だと思います。

野球の指導や怪我で悩んでいる人の参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

今なら個別サポート付のようです。

投手パフォーマンスライン~投手の故障再発防止プログラム~【元メジャーリーグトレーナー高嶋誠 監修】

 

-読むべき本・観るべきDVD
-, , ,