食事ではみなさん疲労回復するために体力が付くもの!と考えがちですか、現代では漠然とした「体力がつくもの」ではなく、しっかりとした研究が行われています。
今回は研究が進んだ結果わかった、本当に疲労回復に効果があるものを紹介していきます。
日常生活での疲労感を感じる人はもちろん、スポーツをしていたりジム通いで疲労を感じる人は一度チェックしてみて下さいね。
疲労回復にはイミダペプチドがおすすめ
実験として疲労を誤魔化しではなく実際に効果があるものは?について「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」が行われ、被験者に疲労を与えた実験が行われました。
その結果様々な栄養素の中で最も効果的だと言われたのはイミダゾールジペプチド(イミダペプチド)となったのです。
でもいきなりイミダペプチドと言われて何だ?って感じですよね。僕も知りませんでした。
スタミナ料理は肉!と想像しやすいですが、イミダペプチドはその中でも鳥の胸肉に多いのです。渡り鳥などは長い距離を長い時間かけて飛行します。簡単に疲れてしまっては移動なんて出来ないですよね。
常に羽ばたくために羽を動かす胸肉は持久力はもちろん疲労に対しても強い力をもっているのです。もちろん普段僕達か食べるのは渡り鳥ではありませんが、普段口にする鳥の胸肉にもイミダペプチドはふくまれています。
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また他にも長い距離を移動するものがあります。
マグロやカツオです。知っている方もいらっしゃると思いますがマグロやカツオは止まったら呼吸が出来なくなり死んでしまいます。常に泳ぎ続ける必要があるのです。
筋肉の線維の色をみても瞬発力にすぐれている白筋よりも持久力にすぐれている赤筋がほとんどですよね。特に尻尾の近くに多いとされています。
ではイミダペプチドはなぜ疲労回復に効果があるのでしょうか?
こちらでも解説していますが、疲労の原因は自律神経細胞が活性酸素により酸化してしまうことにあります。酸化すると正常の機能が出来なくなりますので、それが乱れの原因となり結果的に疲労を感じるわけです。
イミダペプチドはこの酸化ストレスを減らすことができる抗酸化作用があるのです。
イミダペプチドを取るために必要な量とサプリメントについて
脳の疲労(酸化ストレス)を減らして、疲労回復に効果的なイミダペプチドはどのぐらいの量を摂取すればいいのでしょうか?
それは1日のおよそ200ミリグラムとされています。これは鶏むね肉100グラムとなっています。蒸すと食べやすいでしょう。
茹でる場合はイミダペプチドは加熱には強いのですが水溶性なので、ゆで汁も料理として使えるといいですね。ただしあまり強すぎる(長い時間火を通すなど)料理方法は成分が変化してしまう可能性もあるので注意して下さい。
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またサプリメントも有効な方法です。
肉100グラムといっても毎日だと飽きてしまいますからね。その点サプリメントの方がハードルは低いでしょう。
ただしここで気をつけなくてはいけないポイントがあります。
それはあくまでイミダペプチドの量をチェックするということです。目安としてイミダペプチド確証マークとがついているのを選んでおけば無難でしょう。
実際には「イミダペプチドエキス100ミリグラム含有」と書かれていても実際のイミダペプチドがそれだけの量含まれているかはわかりません。エキスでは正確な数字とは言えないのです。
イミダペプチド以外の疲労除去の栄養成分「クエン酸」
イミダペプチド意外にも疲労を減らしてくれる成分はあります。
ビタミンA、ビタミンCやポリフェノールは抗酸化作用があり、疲労対策になりますが、これらは体内に長い時間とどまるのとが難しいのです。
一時期ポリフェノールは有名になり赤ワインに多く含まれるということでアンチエイジングなどでよく飲まれていました。確かにポリフェノールはイミダペプチドよりも強いのですが、水溶性なので流れやすいのです。また吸収されにくいということもあります。
では他に何が疲労回復に効果的かと言うと「クエン酸」です。
クエン酸はみなさんも聞いたことがあるでしょう。あの酸っぱい!ってやつですね。
クエン酸はエネルギーを作り出すシステムで重要となります。ミトコンドリアはエネルギーを作り出しますが、このときに、クエン酸回路と呼ばれるクエン酸を使った装置を使います。
特に激しいスポーツや長時間のスポーツでクエン酸のシステム(クエン酸回路)は効果的で、短時間でエネルギーを作り出し、疲労回復に繋がるのです。
最近ではスティックタイプやタイプも増えて摂取しやすくなっていますね。
ただしクエン酸単独では酸素が多くで出て、活性酸素も比例して増えるので、活性酸素の酸化作用を防止するイミダペプチドと一緒に摂取する必要があります。
疲労回復に有効な栄養と食べ物まとめ
- 疲労回復にはイミダペプチドが多く含まれている鶏むね肉がおすすめ。赤み魚でもok
- クエン酸も疲労対策に有効だけど、イミダペプチドと一緒にとること
ケガのリスクを減らしたり、パフォーマンスの向上を目指すなら疲労にも目を向けてあげてくださいね。エネルギー回復+疲労回復で一歩上のコンディショニングを!
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