今回はテニスや野球での打ち返す技術について書いていきます。
テニスと野球の共通点はボールに対して身体の正面で受ける事が出来ない点となります。
卓球やバドミントンは比較的正面での返球も多いのでこの限りはありません。
では返球技術を上げる具体的な方法をどうぞ。
目次[表示]
球を正確に打ち返す確率を上げることが出来る大事な2つの方法
正確に打ち返す技術はそれだけで純粋に”強い”です。
基本ですがある意味、究極の技術と言えるでしょう。
そして誰もがそれを目指すべきなんです。
今回はその技術を上げる事が出来る重要なポイントと、誰でも修正やトレーニングが行える方法を書いていきます。
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①目の動きの獲得
人間には利き手と同じく利き目があるという話を聞いた事がある方は多いかと思います。
その目の働きですが低下すると眼球運動が低下します。
その際焦点を合わせる力も低下する為、実際自分が焦点を合わせてミートしたつもりでも、出来ていないという現象が起こります。
「あれ?今完璧にとらえたと思ったんだけどなぁ。」
「なんでトップにあたってるんだろう。」
これらはもしかしたら眼球運動能力が低下しているかもしれません。
またテニスや野球は身体の正面でボールととらえる事が少ないので、左右の眼球の動き、特に目が右を向いた状態や左を向いた状態での焦点を合わせる能力も必要になります。
この眼球の動きがしっかりする事で正確な返球を生み出すわけです。
スポーツでの必須なビジョントレーニングについてはこちらをどうぞ。
②首の可動域の確保
眼球の動きがしっかりついても首が動かないと、せっかくの眼球運動が機能しにく状態となります。
なぜかと言いますと首がしっかり回旋できませんと、ボールを顔の正面近くで見る事ができない為です。
プロ野球選手などは肩に顎を乗せ、首を正面で固定するフォームを取る選手も少なくありませんよね。
これはボールを出来るだけ正面で見る事と、顎を乗せる事でバッティング時の頭のぶれをなくし、ボールをしっかり見るためです。
この状態は首の可動域がしっかりないとできません。
テニスでも同様です。正しいを返球しようと思ったら、首をしっかり動かせないといけません。眼球の働きも限界がありますので。
簡単な頸部の可動域アドバイス
胸鎖乳突筋:右の場合。首をできるだけ左に捻ります。そのまま胸鎖乳突筋を軽く圧迫しながら上から下へ動かしていきます。
胸鎖乳突筋の近くは重要な神経・血管が通っていますが、首を最大に近いぐらい捻る事で胸鎖乳突筋を圧迫しても神経・血管を刺激するリスクをかなり下げる事が出来ます。
または首を右に捻り、左に傾けます。そのまま耳の下の胸鎖乳突筋の圧迫を10秒ぐらい5セット行いましょう。
斜角筋:右の場合。首を左に曲げます。
そのまま斜角筋を10秒ぐらい圧迫しそれを5セット行いましょう。
強く圧迫し過ぎないようにしましょう。
僧帽筋:右の場合。首を左に曲げます。右手を腰に当て左手で僧帽筋の上のカーブの部分を軽く圧迫します。
10秒を目安に左右5回程、少しずつ手をずらしながら行いましょう。
後頭下筋群:グリッドフォームローターを首と頭の間に当て左右に振るようにしましょう。
もっと詳しく画像を見て確認したい方は下記よりどうぞ。
以上、ポイントとなる4の筋肉にアプローチをする事で頸部の可動域の改善に繋がります。
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なぜこの話を記事としたのか
最近の子供たちは小さい年から小さな画面で映像を繰り返し見ます。
それはYouTubeであったり、ポータブルゲームであったりします。
その狭い範囲で映像を見る事は今回紹介した眼球と首の動きが低下します。
狭い範囲なので首の動きは必要ないですし、下を向いている事が多いので首から肩甲帯の筋肉が硬くなりやすくなります。
眼球運動も狭い範囲でしかみないので、大きな動きを必要とすることはありません。
結果、眼球運動能力が徐々に低下していきます。
これらを認識しないでテニスや野球を行う事は知らず知らずのうちに自分でパフォーマンスの低下を招いています。
そんなつまらない理由でパフォーマンスの低下があったら残念だと思い記事としました。
上達したい人は細かいところにも気を配りましょう。
習慣付ける事が出来ればそれは細かい事と感じなくなりますよ。
さいごに
眼球と首の動きはスポーツをする上で本当に大切です。
今回はテニスと野球の話でしたが、眼球と首の動きは他のスポーツでも大切になりますので、エクササイズをすると主に、過度なゲームなどは控えるようにしましょう。
以上で「テニスや野球でミート力を上げる練習メニューとケア方法」を終わりにします。
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